日本からマルタへの行き方と準備|治安・物価・文化の違いを解説

ヨーロッパの美しい島国マルタへの旅行を計画する際に、日本からどのようにアクセスすればよいか、また現地の文化や治安はどうかといった点は重要なポイントです。
この記事では、マルタの基本情報から日本との比較、具体的な渡航方法、現地での生活に関する注意点までを網羅的に解説します。
旅行や留学の準備に役立つ情報をまとめました。
・日本からマルタへの直行便はないため、中東やヨーロッパでの乗り継ぎが必須
・治安は比較的良好だが、観光地でのスリや置き引きには注意が必要
・公用語に英語が含まれており、日本人の比率が低いため語学留学先としても人気
INDEX 目次
まずは基本から!マルタと日本の基礎データを比べてみよう
地中海に浮かぶ島国マルタは、温暖な気候と豊かな歴史で知られる魅力的な国です。
一方で、日本とは国土の規模や文化、言語の面で大きな違いがあります。
マルタへの渡航を考える上で、まずは両国の基本的なデータを比較し、マルタという国がどのような場所なのかを理解することが大切です。
日本対マルタの基礎情報を知り、その違いを把握しておきましょう。

人口と面積で見るマルタの国規模
マルタの面積は約316平方キロメートルで、これは日本の東京都23区のおよそ半分、または淡路島の約半分の大きさに相当します。
人口は約53万人(2022年時点)で、日本の鳥取県と近い規模です。
このコンパクトな国土に多くの歴史的建造物や美しい自然が凝縮されているのがマルタの大きな特徴です。
日本との関わりは観光や留学が中心で、その歴史的な街並みは多くの日本人を惹きつけています。
マルタの公用語と日本人の英語通用レベル
マルタの公用語はマルタ語と英語です。
国民のほとんどが英語を流暢に話すため、観光や日常生活において英語でのコミュニケーションに困ることはありません。
標識やレストランのメニューなども英語表記が基本なので、日本人観光客も安心して滞在できます。
語学留学先としても人気があり、質の高い英語教育を受けられる環境が整っています。
マルタでの留学については「マルタ留学の生活ガイド」で詳しく紹介しています。
日本との外交関係の歴史
日本とマルタは1965年11月19日に国交を樹立して以来、長年にわたり良好な友好関係を築いています。
外務省によると、マルタ共和国は地中海の戦略的要所としてEU加盟後も国際的な重要性を高めており、日本との間でも経済・観光・人的交流が継続的に拡大しています。
両国間には大使館が設置されており、近年では特にマルタの語学留学先としての人気が高まり、日本からの渡航者も増加傾向にあります。
ただし、現在日本からの直行便は就航していません。
日本からマルタへの最適なアクセス方法
日本から地中海の島国マルタへ向かうには、残念ながら直行便が就航していないため、必ず第三国を経由する必要があります。
日本からの行き方は複数あり、経由地によって所要時間や料金が変わります。
ここでは、マルタへのフライトに関する基本的な情報から、効率的で費用を抑えやすいルートまで、具体的なアクセス方法を紹介します。
マルタへのアクセスについては「マルタへのアクセス完全ガイド」で詳しく紹介しています。
以下は、日本からマルタへ向かう際の主な経由ルートの特徴をまとめた表です。

マルタへの直行便は運航している?
2024年現在、日本からマルタへの直行便は就航していません。
そのため、マルタへ渡航するには、ヨーロッパや中東の主要なハブ空港で最低1回の乗り継ぎが必要です。
どの都市を経由するかによって、利用する航空会社やフライトのスケジュール、総移動時間が変わってきます。
旅行プランを立てる際は、まずどのルートでマルタに入るかを検討することから始まります。
乗り継ぎ1回で行ける主要な経由地
日本から乗り継ぎ1回でマルタへ行ける主な経由地には、中東とヨーロッパの主要都市が挙げられます。
中東ルートでは、ドバイ(エミレーツ航空)やドーハ(カタール航空)が便利です。
ヨーロッパ経由では、イスタンブール(ターキッシュエアラインズ)、フランクフルト(ルフトハンザドイツ航空)、パリ(エールフランス航空)、ローマ(ITAエアウェイズ)などが利用しやすいハブ空港です。
これらの都市からはマルタへの接続便が多数運航されています。
飛行時間は最短でどのくらいかかるのか
日本からマルタへの総移動時間は、経由地での乗り継ぎ時間を含めて最短でも約17時間から20時間程度かかります。
例えば、ターキッシュエアラインズを利用してイスタンブールで乗り継ぐルートは、比較的スムーズな接続が多く、所要時間が短い傾向にあります。
どの飛行機を選ぶか、またフライトの接続時間によって全体の時間は大きく変動するため、航空券を予約する際には総所要時間を確認することが重要です。
航空券の費用を抑えやすいおすすめの経由ルート
航空券の費用を抑えたい場合、中東系の航空会社であるエミレーツ航空やカタール航空を利用するルートが比較的安価な傾向にあります。
これらの航空会社はサービスにも定評があり、コストパフォーマンスが高い選択肢です。
また、旅行時期をオフシーズンにずらしたり、複数の航空会社を組み合わせる乗り継ぎルートを検討したりすることでも、費用を節約できる可能性があります。
航空券比較サイトなどを活用して、最適なルートを見つけるのがおすすめです。
渡航前に知っておきたい!日本とマルタの気になる違い
マルタへの渡航をより快適なものにするためには、事前に日本との違いを理解しておくことが欠かせません。
治安や物価といった実用的な情報から、水道水事情や気候、時差まで、現地での生活に直結するポイントは多岐にわたります。
ここでは、マルタで戸惑うことがないように、日本とは異なる生活習慣や環境について解説します。
マルタの文化や生活習慣については「マルタの文化と生活習慣」で詳しく紹介しています。

日本の感覚で大丈夫?マルタの治安状況を解説
マルタの治安はヨーロッパ諸国の中では比較的良好で、重大犯罪の発生率は低いとされています。
しかし、観光客を狙ったスリや置き引きなどの軽犯罪は、首都バレッタやセントジュリアンといった繁華街で発生しているため注意が必要です。
日本の感覚で荷物を置いたまま席を離れたり、貴重品を無防備に持ち歩いたりするのは避けるべきです。
夜間の単独行動、特に女性の場合は人通りの少ない場所を避けるなど、海外での基本的な危機管理意識を持つことが大切です。
マルタの安全対策と治安については「マルタ島の安全対策と治安情報」で詳しく紹介しています。
生活費は高い?マルタの物価を日本円でイメージ
マルタの物価は、ヨーロッパの中では比較的手頃ですが、項目によって日本より高いものと安いものがあります。
外食費は日本より高くなる傾向があり、レストランでのランチは15〜20ユーロ(約2,500〜3,400円)程度が目安です。
一方、スーパーマーケットで販売されている野菜や果物、乳製品などの食料品は日本と同等か少し安いくらいです。
公共交通機関であるバスの運賃は安価で、移動費を抑えられます。
全体的な生活費は、日本の都市部と大きく変わらない水準と捉えておくと良いでしょう。
水道水は飲める?知っておくべき生活習慣の違い
マルタの水道水は、主に海水を淡水化して供給されているため、硬度が高く、塩分を多く含んでいます。
飲むことは可能ですが、日本の軟水に慣れた人が飲むとお腹を壊す可能性があるため、飲用には適していません。
現地の人々も、飲料水はスーパーマーケットでミネラルウォーターを購入するのが一般的です。
また、マルタは水が貴重なため、シャワーの時間を短くするなど、節水を心がける習慣があります。
滞在中は、この水事情を理解しておくことが重要です。
服装に迷わない!地中海性気候と日本の気候差
マルタは温暖な地中海性気候に属し、年間を通じて過ごしやすいですが、日本とは季節の特徴が異なります。
夏(6月〜9月)は気温が30℃を超え、日差しが非常に強く乾燥します。
薄手の服装に加え、帽子、サングラス、日焼け止めは必須です。
冬(11月〜2月)は温暖ですが、雨が多く、海からの風が強い日もあります。
セーターやジャケット、防水性のある上着などが必要です。
春と秋は最も快適な季節ですが、朝晩は冷え込むこともあるため、羽織るものがあると便利です。
日本との時差は何時間?サマータイムについても解説
日本とマルタの間には時差があります。
通常、マルタの時間は日本より8時間遅れています。
例えば、日本が午後5時のとき、マルタは同日の午前9時です。
ただし、マルタではサマータイム(夏時間)を導入しており、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの期間は、日本との時差が7時間に縮まります。
渡航する時期によって時差が変わるため、航空券の予約時や現地到着後のスケジュールを組む際には注意が必要です。
マルタ留学で気になる現地の日本人比率
英語留学の穴場として注目を集めるマルタですが、留学を検討する人にとって現地の日本人比率は重要な関心事です。
日本人が少ない環境で英語漬けの生活を送りたいと考える一方、いざという時に頼れる日本人の存在を心強く感じることもあります。
ここでは、マルタにおける日本人の数やコミュニティの状況について解説します。

英語環境は十分?マルタ在住の日本人の数
外務省の海外在留邦人数調査統計によると、マルタに在留する日本人の数は数百人規模で、他の主要な英語圏の国と比較すると非常に少ないです。
そのため、語学学校の国籍比率もヨーロッパからの留学生が中心で、日本人の割合は低い傾向にあります。
日常生活で日本語を話す機会が自然と少なくなるため、英語学習に集中したい人にとっては理想的な環境と言えます。
困ったときに頼れる日本人コミュニティはある?
マルタにおける日本人コミュニティの規模は大きくありませんが、小規模ながら日本人会が存在します。
また、SNSのグループなどを通じて、現地在住の日本人同士が情報交換を行ったり、交流したりする機会はあります。
留学中に病気になったり、トラブルに巻き込まれたりした際には、こうした繋がりが心強い助けになることもあります。
また、日本人のスタッフが在籍する留学エージェントの現地オフィスなど、公的なサポートも利用可能です。
マルタ 日本に関するよくある質問
マルタへの渡航を検討する際に出てくる、さまざまな疑問にお答えします。
日本からマルタ共和国へ行くにはどんな行き方がありますか?
日本からマルタ共和国への行き方は、飛行機でヨーロッパまたは中東の主要都市を経由する方法が一般的です。
直行便はないため、イスタンブール、ドバイ、ドーハ、ローマなどを経由して向かいます。
日本からの行き方の中では、乗り継ぎ1回のルートが時間・費用のバランスに優れています。
マルタへ行くには、旅費は総額でいくらくらいかかりますか?
1週間のヨーロッパ旅行では、約25万円以上が目安です。
訪れる都市や滞在方法によって費用は大きく異なりますが、例えばパリを1週間旅行する場合、1人あたり約45万円以上が目安となります。
航空券代は時期や経由地により、エコノミークラスの直行便で往復19万円前後から、宿泊費は1泊2万円以上を見込むと良いでしょう。
食費は、国や都市、レストランの種類によって様々ですが、地中海沿岸の国々では比較的リーズナブルに楽しめ、中欧や北欧諸国では高価になる傾向があります。
旅費は、利用する航空会社やホテルのランク、現地での過ごし方によって大きく変動します。

マルタでは英語が問題なく通じますか?
はい、問題なく通じます。
マルタは英語が公用語の一つであり、国民のほとんどが流暢に話します。
観光地の施設、レストラン、ホテル、交通機関など、旅行者が利用する場所では基本的に英語でのコミュニケーションが可能です。
語学留学先としても人気があるほど英語が浸透しています。
マルタの食事は日本人の口に合いますか?
地中海料理やイタリア料理が基本のため、日本人の口に合いやすいものが多いです。
新鮮なシーフード、トマト、オリーブオイルをふんだんに使った料理が特徴で、パスタやピザも楽しめます。
ウサギ肉の煮込みといったマルタ特有の名物料理もあり、食文化を堪能できます。
まとめ
日本からマルタへの渡航には、ヨーロッパや中東での乗り継ぎが必要ですが、現地では英語が広く通じ、治安も比較的安定しています。
地中海性気候で過ごしやすく、歴史的な街並みや美しい sea といった魅力にあふれています。
渡航前には、物価や水道事情、サマータイムの有無など、日本との文化や生活習慣の違いを理解しておくことで、よりスムーズで快適な滞在が実現できます。
