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マルタのワーホリ生活情報まとめ|費用・仕事・住居の完全ガイド!

ライター
Matsuo Hinano
大学時代にフィリピン・セブ島(短期)とオーストラリアのワーキングホリデーを経験しました。初めての海外生活では、費用感・治安・英語力・手続きなど不安が多く、公式情報や一次情報をもとに自分で調べて整理し、意思決定したことが原点です。
本メディアでは、筆者の実体験に加え、自治体・公的機関・教育機関・航空会社等の公式情報を参照し、必要に応じて内容を更新しています。誤りや不足がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

「マルタでの生活費って実際いくらかかるの?」
「家や仕事はすぐ見つかる?」
情報が断片的だと、不安になりますよね。

結論として、マルタ滞在は月€700〜€1,200前後が現実的な生活ラインですが、仕事がすぐ見つかるとは限らないため“最低3か月分の生活費バッファ”が成功の分かれ目です。

この記事は次のような人におすすめ

 ・マルタ滞在に必要な初期費用と月額予算を具体的に把握したい人
 ・家探し・仕事探しのリアルな流れを事前に知っておきたい人
 ・ビザやTIN(納税者番号)など法的手続きを整理してから渡航したい人

本記事を読めば、マルタ生活の「お金・住まい・仕事・文化」の全体像が整理でき、渡航前に準備すべき優先順位と資金計画を明確にできます。

マルタでのワーホリ生活の全体像と基本情報

マルタは小さな島国でありながら、美しい海、歴史的な街並み、そして温暖な気候が魅力です。ヨーロッパの中では比較的物価が安いとされ、英語が公用語であるため、初めての海外生活にも適しています。

ただし、マルタと日本の間には正式なワーキング・ホリデー協定がないため、実際には「就労可能なビザや滞在許可」を取得して滞在することが一般的です。この点で、他のワーホリ協定国(カナダ、オーストラリアなど)とは制度が大きく異なります。

マルタの基本データ

項目詳細備考
公用語マルタ語、英語日常生活やビジネスはほぼ英語で対応可能
通貨ユーロ(€)EU加盟国のため
気候地中海性気候温暖で年間を通じて晴天が多い
交通バス(主要な移動手段)島内はバス網が発達。自家用車は不要
電圧240V(周波数50Hz)CタイプまたはGタイプのプラグが必要

マルタのワーホリ生活の費用:初期費用と月々の予算内訳

マルタでのワーキングホリデー生活費は、主に家賃と交際費に左右されます。日本よりも家賃が安くなる傾向がありますが、食費や外食費はほぼ同程度と見積もっておくと良いでしょう。

1. 初期費用(渡航前〜最初の1ヶ月)の目安

項目費用目安(円)詳細
航空券15万円〜30万円季節や経由地によって大きく変動
ビザ/申請費3万円〜5万円取得する滞在許可の種類による
語学学校(任意)15万円〜30万円3ヶ月程度の費用。学校に通う場合
最初の家賃・デポジット8万円〜15万円シェアハウスの場合。デポジットは退去時に返金
合計41万円〜80万円※語学学校に通わない場合は大きく費用が抑えられる

2. 1ヶ月の生活費(家賃込み)の予算

項目費用目安(€)費用目安(円)
家賃(シェアハウス)€350〜€600約5.5万円〜9.5万円
食費(自炊中心)€200〜€350約3.2万円〜5.5万円
交通費(バス)€21(乗り放題パス)約3,300円
通信費(SIM)€15〜€25約2,400円〜4,000円
交際費・雑費€100〜€250約1.6万円〜4.0万円
合計€686〜€1,250約11万円〜20万円

為替レート:1€=160円で換算

マルタのワーホリでの快適な生活のための住居の探し方と家賃相場

マルタでの生活の質を大きく左右するのが「家探し」です。マルタでは、学生や外国人が多いため、シェアハウスでの共同生活が一般的です。

1. 滞在先を見つける主な方法

マルタの家探しは、Facebookのコミュニティグループや現地のエージェントを通じて行うのが主流です。

  • Facebookグループ: 「Apartments to Rent in Malta」などのグループでオーナーや退去者から直接情報を得られます。
  • 現地エージェント: 初期費用はかかるものの、契約やトラブル対応で安心感が得られます。
  • 語学学校の紹介: 最初の数週間のみ、学校提携のホームステイや寮を利用し、現地で次の滞在先を探すのが賢明です。

2. 主要エリアの家賃相場

セントジュリアンやスリーマなど、にぎやかなエリアは家賃が高くなります。家賃を抑えたい場合は、少し内陸のエリアを検討しましょう。

エリア特徴シェアハウスの部屋(月額€)
St. Julian’s/Sliema語学学校・オフィスが多く、賑やか€500〜€700
Msida/Gzira学生が多く、セントジュリアンに近い€450〜€600
Valletta(ヴァレッタ)観光地中心。住居は少なめ€600〜€800

マルタでのワーホリ生活と仕事:就労に関するリアルな情報

前述の通り、マルタには日本のワーキングホリデービザがないため、「就労可能な滞在許可」を得る必要があります。仕事探しは、基本的に現地で行うことになります。

1. 主な仕事と給与水準

日本人が見つけやすい仕事は、語学力を活かせる接客業やサービス業です。

  • 職種: ショップ店員、飲食店スタッフ、ホテルスタッフ、清掃、事務職など。
  • 給与: 時給€6.00〜€7.00が一般的。

2. 仕事探しのコツ

  • 英語力: 接客業では中級(B1〜B2)以上の英語力が求められます。
  • 求人サイト: 現地の「Maltapark」「jobsinmalta.com」などで探すのが効率的です。
  • CV(英文履歴書): EU形式のCVとカバーレターを完璧に準備することが重要です。

(参照:https://maltapark.com. https://www.careerjet.com.mt.)

マルタでの生活における注意点と文化の違い

マルタでの生活を円滑に進めるため、日本との文化や生活習慣の違いを理解しておきましょう。

1. 交通と移動の注意点

  • 運転: マルタは日本と同じ左側通行(イギリス式)ですが、運転は非常に荒い傾向があります。
  • バス: 主要な交通手段ですが、時間通りに来ないことが多いため、時間に余裕を持って行動する必要があります。
  • 交通カード: 「Tallinja Card」を利用すると、バスの運賃が大幅に安くなります。

(参照:https://www.publictransport.com.mt/personalised-tallinja-card/.)

2. 文化・生活習慣

  • 水の硬度: 水は硬水で石灰分が多いです。飲み水はペットボトルを購入するか、浄水器を利用することが推奨されます。
  • 日曜日の営業: 日曜日は多くの個人商店やスーパーが閉まります。週末の買い物は土曜日までに済ませておく必要があります。
  • 時間の感覚: 「マルタタイム」と言われるように、物事がゆっくり進む傾向があります。役所の手続きや修理の依頼などは、気長に待つ姿勢が大切です。

海外生活で注意したい詐欺と防犯対策

マルタでの生活を安全に送るために、日本国内とは異なる詐欺の手口や防犯上の注意点を把握しておく必要があります。

1. 賃貸詐欺(特にFacebookでの取引)

最も多いのが、家探しにおける詐欺です。特にFacebookの賃貸グループを利用する際は警戒が必要です。

  • 手口: 内見前にデポジット(敷金)や前家賃を要求し、入金後に連絡が途絶える、または実在しない物件の写真を送ってくるケースがあります。
  • 対策: 「内見なしでの支払い」は避けましょう。 契約書を交わす前に物件を直接確認し、可能であれば不動産エージェントを介して手続きを進めましょう。

2. 就職・労働許可詐欺

労働許可(Single Permit)の取得に際して、法外な手数料を要求したり、虚偽の情報を教えたりするブローカーが存在します。

  • 手口: 「確実に労働許可が取れる」と謳い、多額の仲介料をだまし取ろうとします。
  • 対策: 労働許可の申請は、雇用主(会社)を通じて公式に行うのが原則です。仲介業者を利用する場合は、マルタ政府の公式サイトで登録されている信頼できるエージェントか確認しましょう。

3. スキミング・盗難対策

マルタの観光地やバス内では、スリや置き引きに注意が必要です。

  • 対策:
    • 貴重品: 人混みではリュックを前に抱えるなど、貴重品は体から離さないようにしましょう。
    • ATM: 路上にあるATMを利用する際は、スキミング対策として不審な装置が取り付けられていないか確認しましょう。

マルタのワーホリ生活をより充実させるコツ

マルタでのワーキングホリデーは、単なる海外生活や就労経験にとどまらず、その後の人生やキャリアに影響を与える貴重な機会です。ここでは、限られた時間を最大限に活用し、生活をより豊かにするための具体的なコツを紹介します。

現地で友人を作る・人脈を広げる方法

異文化交流が盛んなマルタでは、積極的に行動すれば世界中に人脈を広げられます。

  • 語学学校のイベント: ほとんどの学校は、週末の遠足やアクティビティ、交流パーティーを開催しています。これは、国籍を超えた友人を作る最も簡単な方法です。
  • Meetupやコミュニティグループ: 趣味や興味(ハイキング、料理、スポーツなど)に合わせた地元のMeetupやFacebookグループに参加してみましょう。現地の人々や、ワーホリとは異なる目的で滞在している外国人との交流の場が得られます。
  • フラットメイトとの交流: シェアハウスでの生活は、生活習慣や文化の違いを乗り越える良い訓練になります。リビングなどで意識的に会話をし、良好な関係を築くことで、困った時に助け合える仲間が見つかります。

語学学校を活用して英語力を高める

就労の有無にかかわらず、ワーホリ中に英語力を集中的に高めることはキャリア形成の大きなアドバンテージになります。

  • コース選択: 日常会話だけでなく、ビジネス英語やIELTSなどの試験対策コースを選ぶと、より実践的かつ体系的な学習が可能です。
  • アウトプットの場: 学校外でも英語を使う機会を意識的に作りましょう。カフェで店員と世間話をする、映画を英語で見る、フラットメイトと英語で議論するなど、生活全体を学習の場に変えることが重要です。

帰国後にワーホリ経験をキャリアに活かす方法

単に「海外で生活した」という経験で終わらせず、帰国後の就職や転職に繋げるためには、具体的なアピールポイントを用意しておくことが大切です。

  • 数値化できる実績: 「英語力をTOEIC 500点から750点に向上させた」「接客を通してクレーム率をX%削減した」など、具体的な成果を言語化できるようにメモを取りましょう。
  • スキルと経験の棚卸し: 異文化環境での問題解決能力、多様なチームでの協調性、予期せぬトラブルへの対応力など、海外生活で身につけたソフトスキルを整理します。これらはグローバル企業や外資系企業へのアピールポイントとなります。

マルタでのワーホリ生活に関するよくある質問(FAQ)

マルタでのワーホリ生活費はどのくらい?

初期費用として41万円〜80万円(航空券、ビザ、最初の家賃、語学学校費用など)、現地での月々の生活費として約11万円〜20万円を見積もっておく必要があります。特に最初の3ヶ月間は仕事が見つからなくても生活できる資金(バッファ)を用意しておくことが推奨されます。

英語力がなくても仕事は見つかる?

英語力が全くない状態での仕事探しは非常に困難です。接客業が多いため、最低でも日常会話レベル(B1程度)の英語力が求められます。英語力に自信がない場合は、まず渡航初期に語学学校に集中して通い、英語力を向上させてから仕事を探すのが最も確実なルートです。

ワーホリ後にマルタへ長期滞在はできる?

マルタは正式なワーキングホリデー制度がないため、長期滞在を続けるには、学生ビザの延長や就労ビザ(Single Permit)への切り替えが必要です。特に就労ビザへの切り替えは、現地の雇用主からスポンサーを得る必要があり、手続きが複雑です。事前に長期滞在の可能性を見据えた情報収集と準備をしておきましょう。

まとめ:マルタでのワーホリ生活を成功させるためのロードマップ

マルタでのワーキングホリデー生活を充実させるための最重要ポイントは、事前の情報収集と柔軟な対応力です。

特に以下の3点を押さえて、計画的に準備を進めましょう。

  1. 滞在許可とTIN(納税者番号)の確認: ワーキングホリデー制度がないため、必ず就労可能なビザ・滞在許可と、納税に必要なTINの取得方法を確認しておく必要があります。
  2. 最初の滞在先を確保: 現地で安心して家探しができるよう、渡航後数週間分の滞在先(短期アパートや学校の寮)を日本で予約しておきましょう。
  3. 生活費のバッファ(緩衝資金): 仕事が見つかるまで数ヶ月かかることを想定し、最低3ヶ月〜4ヶ月分の生活費(約40万円〜80万円)を資金計画に組み込んでおくことが成功の鍵です。

マルタは美しい自然とフレンドリーな人々が魅力的な国です。これらの情報を活用し、充実したワーホリ生活を楽しんでください。