マルタ留学の費用・メリットデメリット|語学留学の概要を徹底解説
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海外留学を検討する際、美しい環境と手頃な費用を両立できる留学先としてマルタの人気が高まっています。
ヨーロッパの地中海に位置しながら、他の欧米諸国と比較して語学留学にかかる費用を抑えられるのが大きな理由です。
この記事では、マルタ留学の全体像を掴むために、基本情報からメリット・デメリット、期間別の費用まで、留学を判断するために必要な情報を網羅的に解説します。
そもそもマルタってどんな国?基本情報をサクッと紹介

マルタは、南ヨーロッパの地中海に浮かぶ島国で、正式名称をマルタ共和国といいます。
マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の主に3つの島で構成されており、首都は世界遺産にも登録されているヴァレッタです。
地理的な場所はイタリアのシチリア島の南に位置し、ヨーロッパとアフリカの中間にあたる戦略的な要所として、古くから多様な文明が交差する歴史を歩んできました。
地中海に浮かぶ温暖な気候のリゾートアイランド
マルタは「地中海の宝石」とも称される美しいリゾート地です。
イタリアの南に位置し、一年を通して温暖で日照時間が長い地中海性気候に恵まれています。
夏は海水浴やダイビングなどのマリンスポーツを楽しむ人々で賑わい、冬でも比較的穏やかに過ごせるため、年間を通じて多くの観光客や留学生が訪れます。
晴れの日が多く、開放的な雰囲気の中で勉強とリフレッシュを両立できるのが魅力です。
公用語は英語とマルタ語の2つ
マルタの公用語は、マルタ語と英語の2つです。
過去にイギリスの統治下にあった歴史的背景から、英語が広く国民に浸透しており、教育やビジネスの場でも標準的に使用されています。
そのため、語学留学の環境として非常に適しており、日常生活で英語を実践する機会が豊富にあります。
看板や標識も英語表記が多く、語学初心者でも安心して生活を始められるでしょう。
世界遺産の街並みと美しい海が最大の魅力
マルタの魅力は、首都ヴァレッタに代表される歴史的な街並みと、透明度の高い美しい海に集約されます。
城壁に囲まれた首都ヴァレッタの旧市街は、街全体がユネスコの世界遺産に登録されており、聖ヨハネ大聖堂など歴史的建造物が数多く残っています。
また、コミノ島のブルーラグーンをはじめとする絶景のビーチも点在し、放課後や週末に気軽にリゾート気分を味わうことが可能です。
マルタ留学で得られる5つの大きなメリット

マルタを留学先に選ぶことには、他の国にはない多くのメリットが存在します。
費用面での魅力はもちろん、国際色豊かな環境や治安の良さなど、安心して学習に集中できる条件が揃っています。
ここでは、マルタ留学が持つ5つの大きな利点について、具体的なポイントを挙げながら詳しく見ていきましょう。
欧米圏への留学より費用を大幅に抑えられる
マルタ留学の最大のメリットは、アメリカやイギリス、オーストラリアといった欧米の主要な英語圏の国々と比較して、学費や生活費を大幅に抑えられる点です。
ヨーロッパにありながら物価が比較的安いため、限られた予算で留学を実現したい人にとって魅力的な選択肢となります。
格安留学で知られるフィリピンよりは高くなるものの、ヨーロッパ文化を体験しながら質の高い英語教育を受けられるコストパフォーマンスの高さが特徴です。
ヨーロッパ各国からの学生と国際交流が楽しめる
マルタは地理的にヨーロッパの中心に位置するため、イタリア、ドイツ、フランスなど様々なヨーロッパ諸国から多くの学生が集まります。
そのため、語学学校のクラスは国際色豊かで、アジア圏からの留学生が多い他の国とは異なる環境で学べます。
比較的、日本人比率が低い学校も多く、様々な国の友人と英語でコミュニケーションをとることで、自然と会話力が向上し、異文化理解を深める絶好の機会になります。
治安が良く温暖な気候で安心して生活できる
マルタはヨーロッパの中でもトップクラスに治安が良い国として知られており、留学生が安心して生活できる環境が整っています。
気候は年間を通じて温暖で過ごしやすく、特に冬の寒さが厳しいヨーロッパの他国と比べても快適です。
また、生活費も他のヨーロッパの都市に比べて安いため、経済的な負担を抑えながら学習に集中できます。
穏やかな国民性も、海外生活の不安を和らげてくれる要素の一つです。
90日以内の短期なら学生ビザの申請が不要
日本のパスポートを所持している場合、マルタを含むシェンゲン協定加盟国には90日以内の滞在であればビザなしで渡航できます。
この制度により、3ヶ月未満の短期語学留学を計画している場合、煩雑な学生ビザの申請手続きが不要です。
時間と費用がかかるビザ申請を省略できるため、思い立ってから比較的スムーズに留学準備を進めることができ、社会人や学生の短期休暇を利用した留学がしやすい点も大きなメリットです。
週末や休日に気軽にヨーロッパ旅行へ行ける
マルタからは、LCC(格安航空会社)を利用して近隣のヨーロッパ諸国へ気軽に旅行できます。
イタリアのローマやシチリア島へはフェリーでもアクセス可能です。
授業がない週末や長期休暇を利用して、全く異なる文化や歴史を持つ国々を訪れることができます。
留学中に複数の国を周遊できるのは、地理的にヨーロッパの中心に位置するマルタならではの特権であり、語学学習と合わせて見聞を広める貴重な経験となるでしょう。
知っておきたいマルタ留学の3つの注意点

多くのメリットがある一方で、マルタ留学には事前に理解しておくべき注意点も存在します。
渡航してから後悔しないよう、英語のアクセントや交通の便、生活環境に関するデメリットを把握しておくことが重要です。
ここでは、マルタ留学を検討する上で知っておきたい3つのポイントを解説します。
英語に独特の訛り(アクセント)がある
マルタで話される英語は、イタリア語やアラビア語の影響を受けた、ややリズミカルで独特な訛りがあるのが特徴です。
語学学校の講師は標準的なイギリス英語を話すため、授業の質に問題はありませんが、一歩外に出るとマルタ訛りの英語に触れる機会が多くなります。
ネイティブスピーカーのような綺麗な発音を身につけたい場合は、意識的にリスニング学習を行う必要があるかもしれません。
日本からの直行便がなく渡航に時間がかかる
2024年現在、日本からマルタへの直行便は就航していません。
そのため、ドバイやイスタンブール、フランクフルトといったヨーロッパや中東の主要都市で最低1回の乗り継ぎが必要です。
移動には乗り継ぎの時間を含めて15時間以上かかることが一般的で、時間と体力を要します。
特にワーホリなどで多くの荷物を持って渡航する際は、この長距離移動を考慮した準備が求められます。
都会に比べて遊べる場所や娯楽施設が少ない
マルタは美しい自然や歴史的な街並みが魅力ですが、東京やロンドンのような大都市と比較すると、大型のショッピングモールや最先端のエンターテイメント施設は限られます。
落ち着いた環境で勉強に集中したい人には最適ですが、都会的な刺激や多様な娯楽を求める人には物足りなく感じる可能性があります。
また、学生が就労できるアルバイトの選択肢も、大都市に比べると少ない傾向にあります。
【期間別】マルタ留学にかかる費用の目安と内訳

マルタ留学の費用は、滞在する期間によって大きく変動します。
また、渡航する時期によって航空券代や滞在費が変わるため、予算を立てる際は注意が必要です。
ここでは、1週間の超短期から1年間の長期まで、それぞれの期間でかかる費用の目安を、学費や生活費などの内訳とともに紹介します。
1週間の超短期留学でかかる費用総額
1週間のマルタ留学にかかる費用総額の目安は、約15万円から30万円程度です。
この費用の大部分を占めるのが日本からの往復航空券代で、渡航時期によっては15万円以上になることもあります。
学費や滞在費は比較的安価ですが、渡航費用がかかるため、2週間程度の留学と総額が大きく変わらない場合もあります。
休暇を利用したお試し留学として人気があります。
1ヶ月の短期留学でかかる費用総額
1ヶ月(4週間)のマルタ留学でかかる費用総額の目安は、約30万円から50万円程度です。
内訳としては、学費が10〜15万円、滞在費が10〜15万円、往復航空券が10〜15万円、その他生活費や海外保険料が含まれます。
夏休みなどの長期休暇を利用して、ヨーロッパでの生活を体験しながら集中的に英語を学びたい学生や社会人に人気の期間です。
半年間の中期留学でかかる費用総額
半年間(24週間)のマルタ留学にかかる費用総額の目安は、約100万円から180万円程度です。
この期間になると、語学学校によっては授業料の長期割引が適用されることがあり、1ヶ月あたりのコストを抑えることが可能になります。
生活に慣れて自炊をしたり、友人とアパートをシェアしたりすることで、滞在費や食費をさらに節約できるでしょう。
着実に英語力を向上させたい人におすすめの期間です。
1年間の長期留学でかかる費用総額
1年間(48週間)のマルタ留学にかかる費用総額の目安は、約200万円から350万円程度です。
1年間という長期滞在になるため、学費や滞在費の割引率がさらに高くなる傾向にあります。
生活費は自炊中心にすることで月5万円程度に抑えることも可能です。
時間をかけてじっくりと語学を習得し、ヨーロッパの文化や生活に深く浸りたい人に最適なプランです。
留学費用の主な内訳(学費・滞在費・航空券など)
マルタ留学の費用は、主に「学費」「滞在費」「往復航空券代」「海外留学保険料」「現地での生活費」で構成されます。
学費は学校やコースによって異なり、滞在費はホームステイ、学生寮、アパートシェアなどの形態で大きく変わります。
一般的に、ホームステイは食事が付く分高くなりますが、自炊を基本とするアパートシェアなら費用を抑えられます。
航空券は、オフシーズンを狙うと安く購入できる場合があります。
あなたに合った留学スタイルは?目的別の選び方

マルタ留学と一言でいっても、その目的によって最適な滞在スタイルは異なります。
語学力向上を集中的に目指すのか、大学で専門分野を学びたいのか、あるいは仕事の合間にリフレッシュしたいのか。
自分の目的に合わせてプログラムを選ぶことで、より充実した留学生活を送ることが可能になります。
語学力アップを集中して目指すなら語学学校
マルタ留学で最も一般的なのが、語学学校に通うスタイルです。
マルタには大小さまざまな語学学校が存在し、一般英語コースから試験対策、ビジネス英語まで多種多様なプログラムが提供されています。
自分のレベルや目的に合った学校を選ぶことで、国際色豊かなクラスメイトと切磋琢磨しながら、集中的に語学力向上を目指すことが可能です。
大学生向けの交換留学や認定留学プログラム
大学生の場合、所属する大学の制度を利用してマルタへ留学する道もあります。
マルタ大学など、現地の高等教育機関との交換留学や認定留学プログラムがその一例です。
これらのプログラムを通じて、語学だけでなく専門分野の講義を英語で履修したり、取得した単位を日本の大学で認定してもらえたりする場合があります。
キャリアを見据えた専門性の高い学習が可能です。
社会人やシニア層におすすめの短期留学コース
社会人やシニア層には、休暇を利用した短期留学が人気です。
多くの語学学校では、30歳以上、50歳以上といった年齢別のコースや、ビジネス英語に特化したプログラムを用意しています。
同世代の落ち着いた環境で学べるほか、午前中は英語のレッスン、午後は観光や文化体験といった、学びとレジャーを組み合わせたコースも豊富にあり、充実した時間を過ごせます。
こんな人におすすめ!マルタ留学が向いている人の特徴

ここまで解説してきた特徴を踏まえると、マルタ留学は特定の人にとって非常に魅力的な選択肢となります。
費用を抑えつつヨーロッパでの生活を体験したい、あるいはリゾート地でのびのびと学びたいといった希望を持つ人には最適な環境です。
ここでは、どのような人にマルタ留学が向いているのか、具体的な特徴を3つのタイプに分けて紹介します。
できるだけ費用を抑えてヨーロッパに留学したい人
「ヨーロッパで生活してみたいけれど、予算が限られている」という人にマルタは最適です。
イギリスやアイルランドといった他のヨーロッパ英語圏の国々に比べ、学費や物価が安いため、留学の総費用を大きく抑えることができます。
実際に留学した人の口コミでも、コストパフォーマンスの高さは頻繁に言及されるポイントです。
費用を節約しながら、ヨーロッパの文化や歴史に触れることができます。
リゾート気分を味わいながらのびのびと勉強したい人
「勉強漬けの毎日ではなく、リラックスできる環境で学びたい」と考える人にとって、マルタの環境は理想的です。
美しい地中海に囲まれ、年間を通して温暖な気候のため、勉強の合間にビーチでのんびりしたり、歴史的な街並みを散策したりと、リゾート気分を味わえます。
学習のストレスをうまく解消しながら、自分のペースでのびのびと英語力を伸ばしたい人に向いています。
留学エージェントのサイトなどで現地の写真を見ると、その雰囲気がよく分かります。
国際色豊かな環境で異文化交流を楽しみたい人
「日本人だけのグループではなく、世界中の人々と交流したい」というグローバル志向の人にもマルタはおすすめです。
ヨーロッパ各国から多くの留学生が集まるため、語学学校のクラスは非常に国際色豊かです。
多様なバックグラウンドを持つクラスメイトと英語でコミュニケーションをとる日常は、語学力向上はもちろん、異文化理解を深める貴重な機会になります。
困ったことがあれば、学校のスタッフや留学エージェントに相談することも可能です。
マルタ留学に関するよくある質問

ここでは、マルタ留学を検討している方から特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
治安や費用、英語の訛りなど、気になる疑問を解消していきましょう。
マルタの治安は本当に良いですか?夜間の外出は安全?
ヨーロッパ諸国の中では非常に治安が良い国とされています。
ただし、どの国でも同様ですが、スリや置き引きなどの軽犯罪は発生します。
特に観光客が多いエリアや、夜間に一人で人気のない場所を歩くことは避けるべきです。
貴重品の管理を徹底するなど、海外で生活する上での基本的な注意を怠らなければ、安全に過ごすことができます。
留学費用をできるだけ安く抑える方法はありますか?
航空券の価格が安いオフシーズン(春や秋)を渡航時期に選ぶのが効果的です。
また、滞在費は自炊中心の生活を心がけ、学生寮やアパートシェアを選ぶことで節約できます。
語学学校によっては長期割引や期間限定のキャンペーンを実施している場合があるため、複数の学校を比較検討することをおすすめします。
マルタ訛りの英語は、その後の英語学習に影響しますか?
語学学校の教師は標準的な英語を話すため、英語の基礎を学ぶ上で大きな影響はありません。
日常生活で訛りに触れることは、多様な英語に慣れる良い機会と捉えることもできます。
ただし、アメリカやイギリスのネイティブのような発音を完璧に目指したい場合は、意識的に発音の練習をするなどの努力が必要です。
まとめ

マルタ留学は、ヨーロッパの美しいリゾート環境で、費用を抑えながら質の高い語学教育を受けられる魅力的な選択肢です。
国際色豊かな環境での異文化交流や、治安の良さも大きな利点と言えます。
一方で、英語の訛りや日本からのアクセスの不便さといった注意点も存在するため、自身の目的や価値観と照らし合わせ、総合的に判断することが留学の成功につながります。